今日もお疲れ生です、basaoです。
今ではガッツリ金融投資をしている私ですが、最初からこんなにガッツリやっていた訳ではありません。むしろ以下のような状態でした。
「投資ってなんだか怖い」
「お金を失いそうで不安」
「興味はあるけど、なかなか一歩が踏み出せない」
まじで初デートを控えている高校生みたいな感じです。
銀行にお金を預けていれば、ほんのわずかとはいえ利子がつくし、投資なんてギャンブルと同じじゃないか――。
そう信じて疑わなかったのです。
でも、ある出来事をきっかけに、僕は投資という世界に足を踏み入れることになります。
この記事では、僕がどんな経緯で投資を始めたのか、何に悩み、何を感じ、どう行動したのかを、ありのままに綴っていきたいと思います。
労働+貯金=正義だった大学生時代
僕が大学4年生の時の話です。コロナ禍真っ只中で、毎日のようにクラスターが発生したニュースで溢れいていた頃でした。
何とか就職先は決まっていたものの、社会人1年目から一人暮らしが確定していました。
初めての就職、初めての給料、初めての税金。なにもかもが初めて尽くしで、お金に関する知識もほとんどゼロ。そんな状態で来年から生活できるのか。。。なんて思っていました。
当時の僕にとってお金とは、もらって、使って、残ったら貯めるもの。
「貯金さえしていれば安心だ」と、どこかで信じ込んでいました。
実際、めっちゃバイトして、毎月の生活費を切り詰めてコツコツと貯め、20代前半にして100万円近くの貯金がありました。3ヶ月のバイト代で50万円ほど稼いだ時もありました。下手したらそこらへんの社会人より稼いでいたかもしれないです。
でも、ある日ふと気づいたんです。
「このペースでいっても、老後2,000万円問題なんて到底無理じゃない?」
しかも、銀行の利子は年にわずか0.001%。
100万円を1年間預けても、利息はたったの10円。今じゃうまい棒も買えません。
このままじゃまずい。
だけど、何をどうすればいいのか分からない――そんな漠然とした焦りだけが胸に広がっていきました。
決定的だった”あのニュース”
そんなとき、SNSである投稿が目に入りました。
「投資でFIRE(早期リタイア)達成しました!」
その人は30代半ばで資産7,000万円を築き、会社を辞めて自由な生活を手に入れたと書いていました。
もちろん、すぐに真似できるような内容ではありませんでした。
けれど、「投資で人生を変えた人がいる」という事実は、僕にとって衝撃的だったのです。
「投資って、本当にギャンブルなのか?」
「もしかしたら、やり方次第で自分の人生も変えられるのでは?」
そこから、僕はネットで調べまくる日々が始まりました。
YouTube、ブログ、書籍、Twitter。とにかく「投資 初心者」などのキーワードを漁って、少しずつ知識を吸収していきました。
初心者が最初にぶつかる“情報の壁”
ところが、調べれば調べるほど分からなくなっていきました。
投資にも種類がたくさんある。株式投資、投資信託、FX、仮想通貨、不動産、NISA、iDeCo――用語が多すぎて頭がパンクしそう。
何を選べばいいのか?
どれが自分に合っているのか?
どこで始めればいいのか?
詐欺もあるって聞いたけど大丈夫?
まるで迷路の中にいるような感覚でした。
結局、最初の3ヶ月は「勉強だけで終わる」という典型的な“ノーアクション期”を過ごすことになります。
勇気を出して「つみたてNISA」からスタート
そんな中、決断のきっかけとなったのは、一冊の本でした。
それは、リベ大両学長が出版されていた「お金の大学」という本。
今まで色々なコンテンツで勉強したものの、一番わかりやすい本でした。
本を読み切った勢いに乗って、楽天証券で「つみたてNISA」(当時)の口座を開設。
毎月1万円ずつ、全米株式インデックスに投資をスタートしました。
最初は緊張しました。
「明日暴落したらどうしよう」「元本割れしたら終わりだ」なんて、不安で何度もチャートを確認したり。
でも、始めてみて分かったんです。
「少額でも、行動を起こせた自分」が、ちょっと誇らしかった。
当時初めて投資した銘柄は、今でもホールドしています。

評価損益60%ってバグでしょ。
少しずつ、自分なりの投資スタイルが見えてきた
投資を始めてから4年が経過しました。
含み益が出たり、急暴落を経験した時期もありましたが、それでも積み立ては継続中です。
この4年で学んだことはたくさんあります。
- 長期目線が一番強いということ
- マーケットは常に上下すること
- ネットの情報には偏りがあること
- 経済ニュースに自然と関心が向くようになること
- 投資に聖杯は無いということ
そして何より、「自分で判断する力」が少しずつ育ってきた実感があります。
今では、NISAに加えてFXの短期トレードや、仮想通貨にも挑戦するようになりました。
リスクはゼロじゃない。けれど、何も行動しないリスクの方がもっと怖いと気づいたのです。
これから投資を始めようとしている人へ
最後に、これを読んでいるあなたへ伝えたいことがあります。
投資は「お金を増やす手段」であると同時に、「自分の考え方を磨く手段」でもあります。
もちろん、損をすることもあります。でも、それも含めて、人生に必要な“金融リテラシー”を身につける大事な経験です。
最初の一歩は、小さくてもいい。
1,000円の積立でもいいし、証券口座を開くだけでも十分です。
大切なのは、知識を行動に変えること。
僕もまだ道半ばですが、「始めてよかった」と心から思っています。
そして、この記事があなたの背中をそっと押せる存在になれたら、こんなに嬉しいことはありません。
おわりに
投資を始める理由は人それぞれ。
でも、「将来への不安」という点では、誰しもが少なからず共通していると思います。
その不安を「行動」に変えていくことで、少しずつ未来が明るくなっていく。
僕はそう信じています。
あなたも、今日という日を「始めたきっかけ」にしてみませんか?
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