今日もお疲れ生です、basaoです。
ある朝、メールを開いた瞬間、ふと目を疑いました。
件名:「楽天証券:配当金●●円入金のお知らせ」
正直、心のどこかで「投資の世界でそんな夢みたいなことあるのかよ」と思っていた自分がいたんですが……本当に入っていたんです。“配当金”という名のお金が、何もしていないのに。
この記事では、僕が実際に受け取った配当金と、そこから感じた「投資の現実味」や「配当金という仕組みの強さ」について、リアルな感情も交えてお話しします。
会社員の給与明細とはまったく違う“通知”
普段の生活で「入金されました」という通知をもらうのって、給料日が大半ではないでしょうか?
会社員の僕にとって、給料は毎月決まった額が振り込まれる「当然の収入」でした。
けれど、今回の通知はまったく違う感覚でした。
- 労働の対価ではない
- 働かなくても入ってきた
- スマホをいじっていただけのタイミングで振り込まれた
言い換えれば、「お金に働いてもらった報酬」なんですよね。
この感覚、体験するまでは正直ピンときませんでした。
配当金とは?なぜ貰えるのか?
配当金とは、企業が利益を出した際に、それを株主へ還元するために支払われるお金のことです。
もっと簡単に言えば、「株を持っているだけで得られる収益」です。
たとえば、以下のような企業が配当を行っています。
- 日本たばこ産業(JT)
- 三菱商事
- 花王
- NTT
- 米国株だとコカ・コーラ、P&G、マクドナルドなど
配当金をもらうために必要なのは、「権利付き最終日にその株を保有していること」。
つまり、企業が「配当金出しますよ〜」と言っているタイミングで、その株を持っていればOKという仕組みです。
実際に僕が受け取った金額と、その現実感
今回までで受け取った配当金は、1,259円でした。

「え、たったそれだけ?」と思った方もいるかもしれません。
けれど僕にとっては、この金額以上に大きな意味がありました。
- 何もしなくてもお金が増えた
- 銀行の利息では考えられないレベル
- “お金が働く”という概念が現実になった瞬間
特に印象的だったのは、「このお金、タダでもらったわけじゃない。自分の資産が働いて稼いできたんだ」という感覚です。
つまり、“自分以外に収入を生み出す存在”がいるという安心感が芽生えたのです。
ちなみに僕は、米国株のETFに投資しています。
高配当が期待される美味しい銘柄です。
銀行預金と比べたときの驚き
銀行に100万円預けていても、年利0.001%なら利息はたった10円/年です。
それに対して、今回の配当金は株式16株(約17万円分)から得られたものでした。
仮に年間で12,000円の配当だとすれば、年利4%。
しかも株価が上がればキャピタルゲインも見込める。
もちろんリスクもあります。株価は下がるかもしれないし、減配されることもあります。
でも、「お金を寝かせておくか、働かせるか」という視点に立ったとき、銀行預金よりも投資に可能性を感じずにはいられません。
「銀行預金は元割れ一番しないし安全だ!」という方は多くいらっしゃいます。
そうですね、確かに間違っていません。
ただ、昨今の物価高の影響を鑑みますと、現金の価値ってどんどん目減りしていますよね。100円だけあってもマクドナルドは食べられません。新車の軽自動車だって200万円超え、昔の2倍。
視点を変えて物事を見ると、貯金主義って一番危ないんじゃないかなあと個人的に思います。
会社員という立場だからこそ活かせる“安定収入×配当収入”
会社員である僕には、毎月の給料があります。
その中から少しずつ投資資金を積み立てて、配当株に回している状態です。
このやり方には大きなメリットがあります。
- 収入が安定しているから、暴落時にも慌てずに買い増せる
- 定期的に買い増すことで平均取得単価をならせる
- 再投資すれば“複利”で資産が成長する
特に、配当金を受け取っても使わずに「再投資」することで、複利の効果が大きくなっていきます。
現に、僕は今回もらった配当金を、そのまま新しい銘柄に再投資しました。
配当投資は「精神的な支え」になる
投資は、どうしても価格変動に一喜一憂してしまいがちです。
含み損が出ていると落ち込んだり、これ以上損が広がることを恐れて「もう売っちゃおうかな」と不安になったりします。
でも、配当金が定期的に振り込まれてくると、それが“支え”になるんです。
- 「たとえ株価が下がっても、この企業は利益を出して還元してくれている」
- 「お金が働き続けている証拠が、目に見える形で届いた」
- 「これが積み上がっていけば、いつか生活費をカバーできるかも」
この実感があるからこそ、長期投資を継続できるモチベーションにつながるのだと思います。
配当金生活という理想
最終的に僕が目指しているのは、「生活費の一部を配当金で賄える状態」です。
たとえば月3万円の配当収入があれば、通信費・電気代・サブスクなどを実質無料にできます。
月5万円なら、家賃の補助にもなり得ます。
月10万円あれば、仕事の選択肢が一気に広がります。
必要な投資元本はもちろん大きいですが、それでも「目指す価値がある世界」だと僕は感じています。
- 自分が体調を崩しても収入が止まらない
- 退職後も資産が働き続ける
- お金に追われるのではなく、お金を味方につける生き方
それを実現するための第一歩が、「今日振り込まれた1,259円」だったのです。
配当金のリアルな落とし穴も知っておく
とはいえ、良いことばかりではありません。
配当金にもデメリットや注意点があります。
- 税金がかかる(国内株:所得税+住民税 約20%)
- 減配・無配のリスクがある
- 配当利回りだけに注目すると罠銘柄もある
- 為替リスク(外国株)
だからこそ、「配当利回りだけで銘柄を選ばないこと」や、「安定配当企業を選ぶこと」が大切です。
地味だけど、コツコツ積み上げられる銘柄。これが長く続けるコツです。
まとめ|“お金が働く”という体験を、もっと多くの人に
今回の配当金受け取りで、僕の中で何かが変わりました。
ただの数字だった投資が、「リアルな収入」として目に見えるようになった。
お金が、お金を生んでくれた。
この体験は、誰にでも可能性があります。
少額でも、1株からでも、始めることができます。
大切なのは、「最初の一歩を踏み出すこと」だけ。
あなたのスマホにも、いつか配当金入金のお知らせが届く日が来るかもしれません。
その日のために、今日という日を「はじめの日」にしてみてはいかがでしょうか?
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