はじめに:イーサリアムはまだ「伸びしろ」があるのか?
ビットコインに次ぐ時価総額第2位の仮想通貨「イーサリアム(ETH)」。
DeFi(分散型金融)、NFT、DAOなど、Web3の中心に位置する存在ですが、2022年以降、他のL1チェーン(例:ソラナやアバランチ)の台頭により「イーサリアムの時代は終わったのか?」という声も聞かれます。
しかし私は、個人投資家として実際に数年間ETHを保有・運用してきた経験から、「イーサリアムの未来はまだまだ明るい」と確信しています。
その理由を3つの観点から整理し、最後に私自身の投資戦略も共有します。
技術進化:スケーラビリティ問題を着実に解決へ
かつて「手数料が高すぎて使えない」と言われたイーサリアムですが、アップグレードによる改善が着実に進行中です。
▶︎ PoS移行とシャーディングの未来
- 2022年:MergeによりProof of Stakeへ移行
- 2025年以降:シャーディングによりネットワーク分散処理が実現予定
これにより、トランザクション処理速度の飛躍的向上+ガス代の大幅削減が見込まれます。
▶︎ L2チェーンの台頭(Optimism、Arbitrum、Baseなど)
L2の定着により、実質的にはETHの負担を分散できています。
実際、私も「Base」上でのDEX利用で手数料がほぼゼロに近くなったのを実感しています。
エコシステムの強さ:開発者・資金が集中している
▶︎ GitHub上の開発者数 No.1
- 2025年現在も、最も多くの開発者が参加しているチェーンはイーサリアム
- DeFiやNFT関連のdAppsも依然としてETH上が最多
▶︎ 実需ベースの利用が多い
Uniswap、Aave、MakerDAOなど、実際に資産を運用できるアプリが揃っているのはやはりイーサリアムです。
実需のあるチェーン=「一時的な投機ではなく、継続的な価値が生まれる場所」
これは、長期的な保有において非常に大事な視点だと私は感じています。
グローバル金融システムとの統合に近いポジション
最近では、ステーブルコイン(USDC/USDTなど)の大半がEthereum上で発行・流通しています。
これは世界中の金融機関やスタートアップが、ETHを金融インフラとして評価している証拠です。
▶︎ 実際に進んでいる事例
- JPモルガンがEthereum上で「Onyx」というブロックチェーンプラットフォームを開発
- 欧州中央銀行(ECB)やIMFのホワイトペーパーにもEthereumが言及されている
これは“ただの仮想通貨”というフェーズから、インターネットの次の金融基盤へと進化している象徴だと感じます。
個人投資家としてどう向き合うか?私の戦略
私は「イーサリアムは将来のグローバル金融の骨格になる」と信じており、以下の戦略を取っています。
✅ 投資戦略
- 資産の20%をETH現物で長期保有(最低5年スパン)
- 残りの数%をL2トークン(ARB、OP、BASE)で分散
- 月1回のドルコスト平均法で買い増し
価格が暴落した2022年・2023年も継続して購入しており、現在は含み益を出せています。
どの取引所で買えるのか
CoincheckやGMOコイン、ビットフライヤーなど多くの取引所で購入可能です。
まとめ:イーサリアムの未来に期待できる理由
観点 | ポイント |
---|---|
技術 | PoS移行+L2拡大+シャーディングで解決へ |
開発 | 最も開発者が多く、資金が集まっている |
実需 | 金融機関・企業との統合が進んでいる |
イーサリアムの今後は、単なる価格の上下だけでなく、「次世代の金融インフラとして世界を変えるか?」という壮大なテーマでもあります。
長期目線でコツコツと積み上げていくことこそ、仮想通貨投資の本質だと私は信じています。
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